引越が決まったら、さまざまな手続きが必要です。ここではカウントダウン方式で、引越が決まってから当日までにやるべきことを紹介します。

【手続き編】引越当日までToDoリスト

引越が確定したら子どもの転校手続きもする

引越となると、まず最初に誰もが思い浮かべるのは荷造りでしょう。そのため、誰もが引越業者の選定からスタートします。同じ条件でも、引越業者によってその費用はさまざま。最近はネットで引越業者に見積りを依頼できますので積極的に活用したいところです。ギリギリになってしまうと、日程によっては引越作業を引き受けてもらえないこともあります。早めに依頼するようにしましょう。

もちろん、引越業者選び以外にもさまざまな準備が必要です。例えば、現在住んでいる家が賃貸なら、解約するためには1カ月前までに不動産会社へ連絡しなくてはなりません。事前に手続きしなければならないものも多いので、忘れないように注意しましょう。

その1つが、子どもの転校手続きです。挨拶も兼ねて、現在通っている学校を直接訪ねるようにしましょう。引越先の転入届けは、新居で転入届を提出してからの手続きになりますので、引越前にやらなければならないのは転出の手続きまでです。

2週間前までに通信会社や郵便局に届け出する

固定電話や自宅のインターネット接続サービスなどは、引越先でもすぐに使いたいものの1つです。ですから、引越の2週間前までには、電話やネットの会社などに届けを出すようにしましょう。

携帯電話は引越をしても番号が変わることはありませんが、固定電話の場合は市外、県外へ引っ越す場合は番号が変わります。特に、NTTは東日本と西日本に分かれているので、関西から関東へ、あるいはその逆の場合などは、一度解約してから引越先で再契約することになります。引越先ですぐに使いたいと考えている人は、なるべく早めに手続きをしておきましょう。

また、インターネットは契約している会社によって手続き方法も変わります。引越が決まったらまずは自分がどのような契約をしているのか確認しましょう。契約しているインターネットサービスプロバイダなどの会社に連絡をすれば、引越先でインターネットを開通させるための手続き方法など、必要な機器や冊子などを用意してくれるはずです。設定などに不安があるという人は、訪問設定サービスなどについても確認しておきましょう。

3日前までにインフラ会社やカード会社に手続きをする

引越が目前に迫ったら、電気、ガス、水道などの移転手続きを行います。現在契約しているところは領収書などで確認して解約の手続きを行います。同時に、引越先の電気、ガス、水道各社にも連絡をして、入居日などを伝えておきましょう。引越先のインフラ各社の連絡先などは、不動産会社などで教えてくれるはずです。

電気と水道は利用開始にあたって特に立会いなどは必要ありませんが、ガスだけは立会いが必要です。引越当日の夜に新居でお風呂を使いたいなら、引越当日に開栓を予約するなど、早めに手続きをしておいたほうが良いでしょう。

また、カード会社や口座を持っている銀行などにも住所変更の手続きが必要です。最近はネットなどでも手続きが可能なので、引越先が決まったらなるべく早めに住所変更の手続きを行っておきましょう。

当日は近隣への挨拶と家電製品の水抜きをする

引越の前日には、冷蔵庫と洗濯機の水抜きをしておきます。当日はバタバタと忙しくなりますから、隣近所への引越の挨拶も前日までに済ませておいたほうがいいでしょう。また、手で持っていく荷物なども、前日までに用意しておけばベストです。

当日は引越先へ運ぶ荷物と処分する荷物をきちんと分けて、引越業者が迷ったり困ったりしないようにきちんと指示を出しましょう。また、子どもが作業の邪魔になったりしないように、きちんと見守ることも重要です。

荷物を全て運び出したら、最後に掃除をしましょう。「立つ鳥跡を濁さず」という諺もある通り、立ち去る時こそきれいにしておくことが大切です。もちろん、不動産会社などでは退去にあたって専門業者によるクリーニングを行います。それでも、これまで住んできたことへの感謝を込めて、できるだけキレイにしてから退出するようにしたいところです。また、最後に電気のブレーカーを落としておくことも大切です。